パニック症/パニック障害 パニック発作を克服する気持ちと克服しない気持ちの衝突

パニック障害 パニック症

人は、困難なものや未知なモノほど、乗り越える気持ちと乗り越えない気持ちの2つが同居する時があります。

この2つの気持ちは、時々、せめぎ合い、本人を悩ませます。

身を守る防衛本能でもありますが、厄介を感じる事もありますね。

この乗り越えるに困難で未知なモノの中に、パニック発作も入ります。

特にパニック発作は強大で、なすすべが無く、困難かつ苦痛す過ぎるので、発作を克服したい気持ちと克服する事に抵抗する気持ちが強くなりやすいです。

その為、ただひたすらに苦痛や絶望にまみれ続けて発作を克服し続けると、発作を克服する気持ちとしない気持ちの強さと思いが暴走し、心や身体や生活に大きなダメージを与えます。

その心身や生活にダメージを与える点を踏まえて今からお話しする事は、私がおおかたパニック発作の克服、そして他の精神疾患の克服も終わっていた時の事です。

その当時、私は複数の精神疾患によっておかしくした人間関係の再構築が叶い、更に発展させていました。

パニック障害に関わらず、精神疾患は、人間関係を悪くします。

生活や仕事の発作は無くなっていましたが、ウィンドサーフィンでの発作が残っていました。

そのウィンドサーフィンでの発作克服の最中に、発作を克服する意識と克服しない意識が爆破して衝突しました。

海上スポーツという特性上、発作を起こして溺れると本当に命の危険があるので、克服は困難を極めました。

ある程度までは克服したのですが、発作が出ない限界を超えた沖に行き過ぎると、発作が出るという具合。

ですから、陸でも海でも会えば沖へ誘われるので、人を避けたり、
「こっちに来るな!」
とさえ願い始めた事に絶望し、自分を責め続けました。

自分にとって大切な、大好きなモノや人であればある程、パニック障害の為に叶えられない自分自身とパニック障害そのものを責め、絶望します。




この様に、パニック障害の方は、出来ない現実によって気持ちが傷付けられ続けます。

特に、次の様なケースを重ねれば重ねる程、心が傷付き続けて、折れやすくなります。

● 誰かが誘ってくれた時に発作が理由で断念する時。
● 何かしたいと思った時に発作が理由で断念する時。
● 好きな事を発作が理由で断念する時。
● 発作克服をチャレンジしても思う様な結果が出ない時。

私も、上の様な事を叶える事が出来ない事が続いたので、絶望・悲嘆・自分への憎悪は相当でした。

ある日、とうとう溜め込んだ思いが爆発し、家に独りで居る時に発狂して泣き叫びました。

「なんで行けないんだよぉ‼️」
「一緒に居たいのに、一緒に海を駆け巡りたいのに‼️」
「なんで出来ないんだよぉ‼️」

が、次の瞬間、突然僕は豹変しました。

「何でそんな怖い事ばっかりするんだよぉ❗」
「もう嫌や❗」
「(怖がる)俺を無視しやがって❗」
「絶対に(チャレンジ)を止めてやる❗」
「発作でも何でも起こして止めてやる❗」

叫ぶ内容が全く逆になり、完全に意識/人格が変わっていました。

無理矢理克服していこうとする気持ちに対して、
● 本当に怖く嫌で耐えてきた気持ち
● 超強烈な怒り・憎悪
が湧いて爆発したのです。

怖くて嫌で不安で臆病な気持ちと、何が何でも治していきたい気持ちは、反発しながらも僕の胸中に同居していました。

2つ同居していたのが、治したい意識が爆発した力によって、怖くて克服したくない意識も出てきたというストーリーです。

押さえ込んでいた両方の気持ちの蓋の片方が開いたので、もう片方の気持ちの蓋も、反動で開いちゃったんですね。

あなたもありませんか?

せきを切ったかの様に怒り、悲しみ等が吹き出して、言葉や振る舞いが止まらずにエスカレートし続けた事が。

時には支離滅裂になりますよね。

出てきた気持ちは全部、僕やその人にとっての大切な本心なのですが、特定の思いだけ独り歩きしていく事があります

怖さ・不安・臆病さを乗り越える時には、乗り越えていく気持ちだけでなく、抵抗する気持ちも一緒にいます。

この事はパニック障害を克服していくだけに留まりません。

パニック障害等の精神疾患を克服しようとしている人だけでなく、人が何かを叶えようとする気持ちと反発する気持ちも持つ事と同じです。

何かを叶たい気持ち、そして思いが上手くいかない為に起こる怒りなどの叶たい気持ちが元になって生まれる気持ちが表てに出過ぎると、叶えたい気持ちに抵抗する気持ちを蔑ろにしてしまうので、抵抗する気持ちも増幅します。

特に叶えたい事が自分にとって、大き過ぎる程、困難過ぎる程、そして叶えたい事が上手くいかなかった時の気持ちが大きすぎる程、叶えたい気持ちと反発する気持ちの両方が大きくなり易いのです。

この、二律背反した気持ちが同居している事を、心の二重拘束状態と言います

気持ちがバラバラなので、余計に思い悩み苦しみます。

ですから物事を進めるには、ここでは、パニック発作を克服していくには、幾つか持ち合わせる気持ちの確認、同意、統合が必要です。

気持ちの同意と統合とは、次の様にします。


1️⃣ あなたは何に起こる発作を克復したいのかを意識します。
2️⃣ 発作を克服したいモノについて、
  あなた自身の気持ちがどうかを探ります。
3️⃣ 出てくる気持ちの数だけ確認します。
4️⃣ 出てきた気持ちの理由を確認します。
  (叶えたい理由や、嫌な理由など)
5⃣ 確認した気持ちと理由を元にどうするかを決めます。
6⃣ 決めた事に対して気持ちを1つにします。


意識が1つにまとまると、全身共同体制になります。

疑問や反発する気持ちがあると、うつ病の様に気が重くなる、身体が動かなくなる、または頭痛など、身体が異変を起こして苦しくなる事があります。
なので、下記リンク記事の様に、改めて自分に問いかける必要があります。



この発狂事件があった後から、取り組む事に対して起こる感情と気持ちを掘り起こしています。

幾つか出てきた心の内を1つに出来るかどうかが発作を克服するカギです。

1つにならないなら、理由があります。

理由次第では、克服を諦めたって良いです。

助けを求めたって良い。

気持ちや身体、生活に合わせて、あなたなりのペースでやっても良い。

徐々に心の内を一つにしても良い。

時には無理矢理、強引に、どうしてもやらなきゃいけないと思う時もあります。

そんな時は、キチンと、反発する気持ちに気付いて、解っている事を認め、反発する気持ちを癒し、反発する気持ちが無理してくれている事に感謝します。

この作業は、あなたがあなたの為にする事です。

何故ならパニック発作だけでなく、他の精神疾患でも、自分の気持ちを放ったらかしにする事によって発症したり、悪化したりします。

僕は、発狂事件で大切な気付きを得ましたが、完全に人格が分離しなくて不幸中の幸いでした。

あなたは、心が分離してしまう事無く、本当の気持ちを一つ一つ大切に。

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