パニック発作が起こるけれど、どうしてもやらなきゃいけない時があります。
例えば、仕事、家事、通院など。
助けてくれる人がいれば良いですが、いない時もあります。
そういう時、辛いですよね。
そんな時に僕が、一人で発作を抱えながらやらなきゃいけない事をやった方法をお伝えします。
1️⃣「投げ出して良い」 と 腹をくくって、目の前の事に当たる
どんな事でも、
「全部やりきらなくちゃ」
では、いつまで経っても自分の心が重く苦しいままでした。
気楽に
「逃げ出して良い」
なんて思えない『私』だから、わざわざしっかりと決意して腹をくくります。
2️⃣『腹をくくって』『頼って』『信じきる』
パニック障害を起こしている方々は、
● 人
● コミュニティ
● 社会
● 物
● 環境
● 出来事
など、何でも信じられなかったり、疑ったりします。
元々の性格が疑り深い可能性がありますが、発作に対する身構えや病気の症状として、とても疑り深くなっています。
だからこそ、自然現象さえ、信じきる。
『地球は私に味方してる』
これからチャレンジする時やパニック発作の気配を感じた時は、あり得ない人や物までにも頼る決意をします。
以前、ウィンドサーフィンで発作が起こった時に、
「今近くに居る○○大学のヨット部に頼って助けてもらおう、絶対助けてくれる。」
と、信じきったら自力で帰ってこれました。
まずは、何かに頼ったり、何かを信じる訓練を積んでいく。地道にコツコツと………
そして、自分を信じる心を育てて行きます。
自分を信じてあげると、心は本当に喜び、あり得ない力が湧き上がります。
3️⃣『手を抜く』
「あれをするのは怖くてできない。」
と、なってしまったら、手を抜きます。
しかし、
● 被害が大きくなっていかないモノ
● 影響が小さいもの
● 事態が悪くなる確率が少ないモノ
を選ばなければなりません。
例えば、仕事で手痛いミスにはならない事などですね。
身も心も既に疲れきった状態で良くなろうと頑張ってます。
だから、完璧で無くて良い。
流れとして何かが出来ていれば。
そっと心の中で「申し訳ございません」と、謝っておけば良い。
昔、何回か入るのが怖い場所に入れずに仕事のチェックをすっぽかした事がありました。
幸い悪い事にはならなかったばかりか、後に、その場所に入れる様になりました。
何度もチャレンジして出来るようになれば良いです。
4️⃣ 最初に『逃げ場を探しておく』
高速道路やトンネルなら、狭くても路側帯を探しておく。
『壁が迫ってきそう(幻覚)』なら、助けを求める電話をかける先。
(実際、僕は親に電話してました)
ウィンドサーフィンの場合は、『上がれる浜、岸壁』を探しておきました。
また、ホームの甲子園浜だけではなく、隣の市にある浜も探しておきました。
そして、
「他の所に行き着いても良い」
と、自分に許可を出しました。
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パニック症の方々は、
真面目や律儀、
キッチリした性格
が多いので、
融通がきかない事も多いです。
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ですから、
上手くいかなかった時の
自分を許す心の逃げ場所も
作っておきます。
他にやった事は、仕事の工事現場で、マンホールの中や船底等、閉鎖空間からの逃げ口の確保をしたり、閉められない様にしておきました。
今では特に大手企業の工事現場では当たり前の安全対策ですが、まだまだ日本の中では行き渡っていない環境があります。
入り口の蓋をヒモ等で閉じないように固く結びつけたり、
『閉めるな! 作業中!』の張り紙を入り口に結わえたりもしましたね。
5️⃣ 準備する
1️⃣~4️⃣の事も含めて前もって準備する。
シミュレーション、状況把握や安全安心確保をします。
そんな事をやっていると、パニック障害ではなかった時の自分がどれくらい、
◎ 準備不足
◎ 注意不足
◎ 無防備
◎ 無知
だったか解ります。
「パニック症だから手を尽くして準備をするんじゃない」
● 誰もが自分や他人の安全の為にやる事。
● あらゆる準備や危険予知が必要不可欠。
● 無知の猪突猛進と蛮勇が危険。
だと解ってきます。
パニック症を克服していくと、誰よりも心と身体の安心安全を第一に大切にする人へとなっていきます。
安心安全があってこそ、僕達は当たり前のように元気に健康で生きていられます。
だから、この病気になってしまった事を恥ずかしく思わなくて良いですよ。
『大きく胸を張って下さい』
薬、治療、カウンセリング、セラピーは元気になるっていく大切な手段です。
でも、一番の特効薬は、
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自分が自分の為にした克服への取り組み
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でした。
「私は、私の為にやった、やっている」
この思いの積み重ねが自信、嬉しさに繋がって自分が好きになったり大切にする様になっていきます。
自己肯定感があがるんですね。
そして、脳が
「この人は、自分で自分の為に行動する」
と、解ってくれる様になっていきます。
脳は、思ってるだけでは駄目で、行動しないとあなたの人物像を変えてくれません。
自分への意識の好転が発作を和らげ、起こりにくくし、発作が起こっても乗り越え易くしていきます。
そして、自分も他人も認めて信頼し、お互いに迷惑をかけてあい、助け合いながら生きる事を知り、その和の中に入れば自ずとパニック障害を克服して行くでしょう。
下の写真は、ウィンドサーフィンでのパニック発作をだいたい克服した時のモノです。
海上で発作が起こると溺れるかもしれない本当の死の恐怖の発作でした。
でも、天気予報や天気図を調べる、流れ着ける陸地を探す、人がいる範囲でやる、発作が起こった時の抑える方法を持っておく等、事前準備をしっかりやり、海上での目配りと体調の変化にも気を配りました。
その結果、本当の死の恐怖で起こる発作を克服していきました。
だから、準備をしっかりして発作が起こる環境にチャレンジします。
そして、しっかりとあなた自身と周りを見て感じてチェックし続ける事です。
この記事の最後に、パニック症を克服した後、外国でエレベーターに閉じ込められそうになった時、発作が出そうになった事実をお伝えします。
この事が意味している事は、
「本当に危険な時のパニックは誰にでもある」
という事です。
本当に危険な時に慌てなかったらどうなりますか❓
身体に害が及ぶ恐れがあり、最悪は命を落とします。
だから、
「本当に危険な時のパニックは誰にでもある」
という事実を胸に刻んでおいて下さい😉
この事は、自分への赦しや逃げ口にもなり、パニックは本能的に備わった当然なモノだという理解を深め、気を休める助けになります。
あなたが早く速く発作を克服し、自由に生きられる様になる事を祈っています。
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