パニック障害の方は、電車等で起こるパニック発作を克服して生活を取り戻す作業に対して、
- 不甲斐無さ
- 怒り
- 侮辱
- 悲しみ
- 絶望
- 孤独
といったモノに浸る事があります。
パニック発作の克服とは、凄まじい努力をしてかつて自分も出来ていた誰でも当たり前に出来る事を出来る様になる訓練をする事が含まれており、とても酷い自己否定に陥ってしまいがちです。
強すぎる自己否定が、自分への不甲斐なさ、怒り、絶望、侮蔑、孤独など、自分に対してネガティブな気持ちを起こし続けます。
まして、再発した時のショックは、相当です。
再び強く自分を呪い、絶望に打ちひしがれ易い。
ここで、私が日常生活での発作を克服した後に、初めて高架の高速道路とトンネルで発作が起こった時の話をしましょう。
幅の狭い窮屈、出口が見えない無解決感、圧迫感、閉塞感がある高架式の高速道路とトンネル。
この窮屈感、無解決感、圧迫感、閉塞感は、発作を起こすポピュラーな感覚なので、覚えておいて下さい。
これらの様な不安、恐怖、絶望に結び付く感覚が発作を起こします。
ですから、初めて、慢性、再発のどれでも、不安、恐怖、絶望に結び付く感覚を探っていく事が、パニック発作を克服していく初手になります。
私が再発した時というより、新しい場面で発作が起こった時、生活面や仕事面でのパニック症はほぼ寛解していたので、また絶望しました。
車で発作が慢性化すれば、出張などで頻繁に車を使うので、仕事ができず、お金を稼げなくなります。
ですから、相当な落ち込みとダメージになります。
仕事などの生活に支障が出る度に、自分に対してネガティブな思いを抱くのです。
また、皆が出来る当たり前の事だという事実と認識も自己嫌悪と自己否定を上塗りします。
「たかだか、トンネルを越えるだけの事で大層な目標・寛解する目的・意義を探し当てて腑に落とすなんて、なんて低い位置に俺は居るんだろう。」
色んな人に泣きついて、慰めを貰いたくもなくもなります。
「私って、こんなに酷いの。可哀想でしょ?」
でも、どこかで、立ち上がって克服し直すにはどうしたら良いのか?
克服手順は、初めての発作の時と同じです。
まずは、問題の洗い出しです。
発作を起こすトリガー(引き金)があります。
発作を起こす根本原因があって、根本原因と似た様な気持ちになる状況にどんどん発作が伝染していき、発作が起こる状況を増やしていきます。
- 初めての発作
- 状況が似ている
- 初めての再発
この様に、発作には3つのタイプがあります。
発作の原因になる問題やトリガーが解決していないのと、発作が起こります。
もう1つ探る事は、パニック症とは違う精神心理の問題です。
精神疾患や精神疾患ほどではなくても、心に問題を抱えていて、影響を与えている場合があります。
例えば過食症やアルコール依存症なら、そう診断される迄には至っていないけれど、常人に比べたら、過剰や異常さがある場合も含まれます。
その発作への影響は大まかに下の2点です。
- 過剰な飲食から起こる心身への悪影響が発作を起こしやすくしている。
- 過食症やアルコール依存症、または暴飲暴食を引き起こす根本原因やトリガーが影響している。
もう1つ例を挙げると、境界性パーソナリティ障害です。
些細な事でも気持ちが急激に浮き沈みします。
異常に沈んだ時の
- 恐怖
- 不安
などのネガティブな感情。
そして、異常過ぎるネガティブな
- 妄想
- 予想
- 想像
によって、発作のきっかけ・トリガーになる場合があります。
私もこれに苦しみました。
元々、境界性パーソナリティ障害は過食症・アルコール依存症・パニック症を併発する可能性が認められています。
ですから、下記3点を見直し、発作を起こす原因になっていないかを確認します。
- 他の精神疾患とその根本原因
- 発作のトリガー
- 心身の不調
発作の原因が見つかれば、解決に取り組みます。
一つ一つ原因を潰していくと、初発でも再発でも、発作を起こす要素を消す、薄める効果があります。
独りで無理なら、周囲の方々や専門家に助けを求めて一緒にやる事も出来ます。
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