摂食障害(過食症/拒食症)克服は1日3食と他人/世間に合わせた食事が出来る事ではない

摂食障害

僕は、高校生まで1日3食、大学生の時は、だいたい2食。

自宅と大学が自転車で5分の近さだった事、時間を自由に使える様になった事によって、生活に合わせた食べ方をしました。

そしてまた、1日3食だったのは、新卒社会人の1年目が終わるまで。

過食症が始まったのは24歳、社会人2年目。

だいたい晩に過食していたので、翌朝は食べられませんでした。

過食症の嘔吐ができなくなってからは、昼のランチタイムもお腹が空かないので、1日1食が増えました。

12年後に過食症を完治。

過食症完治の前から1日最高2食。

過食症完治後の消化速度は、完治後ずっと1日2食。

朝が過ぎ、昼になってもお腹が空かなかったら、お昼ご飯は食べないか、少量にします。

例えば、前の日に焼肉だったら、食べ過ぎなくても消化する時間がかかります。そこんいニンニク丸揚げなんて食べたら胃がもたれます (笑) 。

ですから、
● 過食症ほど無茶食いしなくても、
● 適度に食べても、
消化速度は変わります。

摂食障害を克服した食事とは、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
自分の心と身体に合わせた食事が出来る事
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
です。

本当の自分に嘘をつかない。

自分の意思で食事を断ったり、食事をする。

でも、断り辛い、断れない時があります。

例えば、女性は、職場でのランチタイムに、女性社員が集まって食べる事、3時のオヤツタイムといった女性従業員ならではの風習がある場合があります。

女性の職場特有の食習慣は、摂食障害の克服を妨げる問題になっています。

私は沢山転職しましたが、どこの職場でも必ず一人は独りでランチを食べる女性がいました。

摂食障害の人でも、そうではない人でも、男女の区別無く、職場の食事事情に苦労する話はよく見聞きます。

ここで、私が、出張が多い会社に転職したばかりの話をしましょう。

出張中の宿で朝御飯を食べない僕に、色々と言ってきたり、いぶかしがる人達がいました。

上司からは3食にすべき理由を、健康面と管理者の立場としても言われました。

でも、毎回朝食無しで宿を自分で予約したり、誰かに予約して貰いました。

余りにもしつこい人には、たとえ上司でも、
「昔、過食症だったので、内臓が1日2食のリズムになりました。」
と言いました。

食事のとり方に対して色々行ってくる人はいますが、言ってくる人自体が、ロクな食事をしていない事があります。

食習慣のせいで、体形が標準ではない人、生活習慣病の人は、ざらにいます。

自分が摂食障害である事や、摂食障害だった事に罪悪感を感じなくても良いです。

罪悪感や、他人/コミュニティ/社会などの圧力/習慣に従う義務は無く、ご自身でご自身の為に食事をして下さい。

上に書いた様に、僕は仕方なしに、摂食障害だった事を相手に伝える事によって、食事の主導権を自分のモノにする時がありました。

しかし、そうする事は、よっぽどの『切り札』です。

何故なら、多くの方々も同じだと思いますが、自分が摂食障害である事や摂食障害だった事を他人に言う気持ちにはなれません。

言う気持ちにはなれない理由は2つあります。

① 無条件にただ言いたくない気持ちだから。
② 人間関係を悪くする恐れがあるから。

プライベートの人付き合いや、会社等の仕事の立場が悪くなるのは嫌ですし、困りますよね。

もし、摂食障害の単語を言葉に織り交ぜて食事をコントロールする『切り札』を使わなければならない時は、対決したり、歯向かったり、嫌な気分満載で言うのではなく、凛として涼やかに言うのがコツです。

私の場合、過食症だった事を伝えた職場の人達は、食について何も言ってこなくなりました。

宿も『朝食抜き』で予約してくれるようになりました。

他の会社の人達と泊まる事になっても、同僚がその人達に僕が朝食を食べない事を説明してくれる様になりました。


ここで社会常識の食習慣の1つについてお話ししますが、例えば、
『1日3食が良い』
という考え方が、1つの見方でしかない事は、ちょっとネットで調べてもすぐに解ります。

例えば、認知症、特にアルツハイマーの立場から見ると、晩ごはんの後、昼ごはんまで食べない方が予防になると言われています。

もし、朝ごはんと昼ごはんを食べるなら、晩は食べない位の食事間隔がいるという事です。

少しずつ食べる1日5食が良いという話も聞いた事はありませんか?

どれもこれも1つのモノの味方/理由から出た食習慣です。

あなた自身が目指す物事、生きる在り方に合わせた食事方法を自己責任で取り入れれば良いです。

要は自分の生活/命/人生に責任もってやれば、過食症、拒食症、摂食障害とは言いません。

摂食障害の意識とは、脳、精神、意識などの身体そのものが摂食障害仕様になっていて、自分の意識では食事をコントロールできない状態です。

身体が『障害仕様』になっているので、どんなモノの見方をした食事方法でも、自分の生命の為や生きる目的の為の意識で食事ができないのです。

ここで、世間では、偏食と言われている1日1食の方々を2人紹介しましょう。

星野リゾートの社長
芸能人のGackt

有名人の食事スタイルは、良く見えたり、摂食障害ではない様に見えるのが、人間の意識です。

また、あなた自身の有名人に対する好き嫌いによって、食習慣ややっている事の1つ1つに善悪や、好き嫌いの気持ちが湧きます。

なので、人間の意識はたかが知れています。

私は朝食を食べないのに、娘には、朝食を食べる指導や躾をしている事は、滑稽です😁

まだ成長期の幼い娘の事を、私が『勝手に』気にして、心配して、『自分や世間の常識』を持ち出してやってるだけの事です。

しかし、娘の成長過程において、
〇 少しの量を小間切れに長時間かけて食べる習性
〇 少量ずつ1日何回かに分けて食べる習性
といった食事スタイルが解る度に、1回の食事量を厳しくしなくする等、対応を変えてきました。

子供の食べる癖を知るだけでも、色々考え方は変わり、アイデアは浮かびます。

下手に他人や自分を食事の仕方を縛ると、こんな風な人となりが育ちます。

〇 嫌な意識を持つ
〇 生きる事に後ろ向きになる
〇 食べる事が生き続ける作業になる
〇 食べる喜び/幸せ/嬉しさ/楽しさが湧かない

摂食障害という問題以前の、生きる事/食べる事への幸福感が無い、または少ない人になってしまいます。

私の妹は、幼い頃から成人した後もずっと、ゆっくり、のんびり、じっくり食べます。

私が物心ついた時から、食事が遅い妹は親に怒られまくっていました。

その結果、上に書いた4つの〇の心を持ってしまいました。

心身も病み、長い年月迷走していました。

三十路後半あたりから、
「やっと食事が楽しくなってきた」
と、聞きき、上の4つの〇の気持ちを聞いた時には心底驚いたものです。

食事を意に反してコントロールされ続ける事は、人の意識/人生を狂わせます。

だからこそ、人それぞれに合わせた食事はとても大切なのです。

ここで、妻が作ってくれる御飯の話をします。

共働きでご飯を作ってくれる事はとても感謝しています。

料理によっては、各個人に小分けにしない場合もあるよね。

人によっては
『全部食べなくちゃ』
と思う人もいるだろう。

私は、いつも自分が心地よい量だけを頂きます🍴

美味しく楽しく食べて、食後は、気持ち悪く無く、翌朝は消化しきっている事が一番です。

消化が追い付かなかったり、胃が持たれた事はありますし、これからもあるだろうけれど問題ありません。

いつも通り食べ終わったら、妻に
『ごちそうさま』
を言ってお皿や食べ物を下げる。

『病的なものではない私』にあった食べ方、回数にする事は何の問題もありません。

食事は、あなた自身が責任もって管理する事です。

治療中、克服中もそう。

徐々に『病的ではない私』が心地よい、楽しい、嬉しい食べ方と回数を作り上げていきます。

誰もが楽しい、心地よい、幸せな食事を😃

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️摂食障害が完治するというのは、
◯ 誰とでも同じ事をする
◯ 同じ事ができる
◯ 合わせられなければならない
という事ではありません。
あなたが気持ち良く健康に
食べられる様になる事が治る意味です。
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あなたが摂食障害になった理由の1つに、あなたの本心を失ってしまった事があるのではないでしょうか?

やり場の無い強い気持ちがあるのではないでしょうか?

人はあなたが思っている以上に自分勝手に生きています。

あなたが生きていること事態が、あなたならではの生き方をしています。

感情、性格、考え方、内臓、食欲など、あなたの心身全てが、あなたのオリジナル、あなただけのものです。

言いかえれば、あなたが生きてるだけで、『自分勝手』です。

真心を尽くして、あなたの食べ方を選んで生きてください。

摂食障害の最も大きな原因は、抑えられた気持ちです。

ですから、特に摂食障害を克服する過程において、摂食障害者への世間の常識と他者の意見の強制は、克服に逆行します。

ただ、重度の拒食症や過食嘔吐による栄養失調が極端な場合、
『栄養の強制摂取』
という手段が(医療現場の治療の1つとして)取られる場合があります。

しかし、その手段を取る時は、周囲が手伝って本人の
〇 安心感
〇 信頼感
〇 主体性(自分から進んで取り組む心)
を根気よく真心を持って育てていく作業が必要です。

摂食障害者のメチャクチャになった
〇 自分自身との絆
〇 他人との絆
〇 社会との絆
を取り戻しながら、本当に自分の為に自分が食事の在り方を作っていき、自分のモノにしていく事が、摂食障害を乗り越える事です。

食事は他者のモノではありません。

あなた自身があなたの
● 生命
● 生活
● 人生
● 生きる目的
の為にするのが食事です。

ですから、食についての世間や他人の常識や押しつけに従える事が、摂食障害を乗り越えた基準にはなりえないのです。

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