過食症克服方法 過食症に耐えてくれている身体を愛する習慣

過食症

色んな精神疾患を克服し始めた後、僕は過食症に真正面から向き合う事にしました。

向き合う為に、過食症に耐え続けている身体を真っ直ぐ見る事にしたのです。

過食症者は過食嘔吐者より、
「過食は自分の身体に悪い」
という思いを持つ事があります。

過食嘔吐者は、吐く事で過食の現実から逃げるので、乱れた食生活に対する意識を抑え込んだり、紛らわせたりする事があります。

私も、吐けていた時は、吐く事への依存症になっていて、吐く事で過食を帳消しにする気持ちでした。

とはいっても、吐ける人にも、自分の健康に良くないと思っている人がいるかもしれません。

「自分の健康に悪い」

この意識は、罪悪感によって自分を責める材料だけに使うのではなく、現実を認められる意識の力として使って下さい。

拒食症者もですが、過食症者は、自分の身体をネガティブに思う事が比較的多いです。

自分の身体へのネガティブな気持ちには、
● 醜悪な気持ち
● 嫌悪感
が多いです。

ですから、過食症者は、
〇 自分の身体を見る事が出来ない
〇 自分の身体を認められない
〇 身体があるから生きられている意識が極薄
〇 身体は自己修復して生きている意識が極薄
である事が多いです。

この4つの〇は、極端に現実を
● 直視できない
● 取り扱えない
という人となりと過食症の症状が起こす事です。

今からお話しする方法を考え出した時、過食症の症状としては認識していませんでしたが、自分の人となりとして解っていました。

ですから、現実を避けるという自分の
〇 人格
〇 性格
〇 気質
〇 意識の在り方
に対して、真正面から崩しにかかる事を思い付いたのです。

その方法と理屈はとてもシンプルで、
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見なかったから駄目だったので、
見なかったモノをキチンと見る事

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です。

正直、僕にとって、この方法はメチャクチャ×100倍くらい辛く苦しい方法でした。

何故なら、過食症者は、
〇 自分の事が嫌いな人が多い。
〇 現実を見られない現実逃避者も多い。

ですから、自分を直視する事が心底嫌な事があります。

そこに敢えて切り込んで、
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自分の姿を直視する習慣を付ける事
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を考え出しました。


自己嫌悪と現実逃避の両方同時攻略


その方法の手順はこうです。

① できるだけ大きな鏡の前に立ちます。

② 鏡の真正面を向いて背筋を伸ばして胸を張ります。

③ 鏡に映る自分の目をしっかり見つめます。

④ 鏡に映る目を見ながら私に語りかけます。
  『大変だったね、辛かったね』
  私が私を気遣う言葉をかけ続けるのです。

⑤ 直接お腹を見て、一番気になる事が多いお腹を優しくさすります。

⑥ お腹を見ながら、さすりながら、
  『こんなに無理してあなた(身体)に
   負担をかけ続けているのに、
   頑張って消化してくれます。
   修復し続けてくれています。
   ありがとう。ごめんなさい。』


生物の身体は生き抜く様にできています。

自分がどんなに狂っても、あなたや私の身体はいつも生きようとしているので、
〇 ねぎらう。
〇 感謝する。
〇 謝る。

身体があるので、私が私を痛め付ける事が出来ます。

しかし、どんなに自虐しても身体も生きようとします。

過食症者は、次の3つが無さ過ぎます。

🌕️ 現実直視力
🌕️ 現実受容力
🌕️ 適切な自己愛

この3つが無さ過ぎた事は、たまたま過食症に結び付きました。

しかし、この3つが無さ過ぎる事は、過食症(克服)以前に、より良い意識/生活/人生にとって悪影響です。

人生の質を上げ、結果的に過食症を止めていく為に、この3つを育て治す必要があります。

その方法として、
〇 過食で作り上げた自分の身体を直視する事
〇 自分の身も心もを愛する言葉を自分に語りかける事
を同時に行う習慣を付ける必要があります。

深く根付いた人となりは、短期間では変わりません。

長い年月、月日をかけて病気のレベルまでに出来上がってしまった人となりです。

人となりの意識/脳/精神を変えるには、変わる為の事を思い考え続けるだけではダメで、言葉と行動にし続ける事が必要です。

だからこそ、習慣化します。

〇 低い自己評価
〇 高い現実逃避気質


ここでもう1つ、一番効くけれど、やりたくない強力な方法も考え付いた事をお話しします。

それは、裸の自分の身体を見る事です。

お腹や他の身体の部位を見ながら、優しくさすって、労い、謝り、感謝します。

これがキツいです。

過食症者は、自分の
◯ 惨めな身体
◯ 不様な身体
◯ 消してしまいたい身体
を、しっかり目を見開いて見るのは、死ぬ程辛い。

その理由は、過食症者が、
〇 あるべき身体への思い
〇 強力な現実逃避気質
の両方、または片方を持っているからです。

しかし、今この時でも、あなたの胃・肝臓・腎臓・十二指腸・小腸・大腸・その他、たくさんの内臓達や、全身があなたを生かそうと動いてくれています。

あなたは独りであって独りではありません。

各臓器・細胞の最高意思決定機関として、あなたの意識・自我があるだけです。

あなたの意識が、あなた身体の各パーツの命運を握る主人です。

その主人が、どんなに狂って自分を痛めつけても、細胞達は一途に、あなたの身体という分ける事など不可能な一つの生命集合体を生きようとしています。

その事を理解する為にも、自分の身体を直視して、触れ、ねぎらい、謝り、感謝します。

私が私の一番最初で、一番最後の味方です。

『私が私を愛します』

鏡に映っている時も、そうでない時も、私が私に、自分が自分を愛し、労い、謝り、感謝する言葉をかけ続けます。

くじけても、何度でも何度でもやり直して習慣にします。

その習慣の積み重ねによって、
〇 現実直視力
〇 現実に取り組む意志力
〇 適切な自己愛
が自分の手によって育まれ、意識が変わっていきます。

意識が変わっていくと、脳/精神が変わっていきます。

すると、生活/人生が好転していきます。

生活/人生が好転する内の1つに、過食症の克服があります。

健常者も、食の生活習慣病者も、摂食障害者も、同じく、自分の身体をかえりみて愛する習慣と人となりの育成が、自分の命のあり方を知る為に、自分の命とはどういうものかを知る為に必要です。


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