うつ病の身体と心と頭の中

うつ病

この記事を書いたのは5月でした。
五月病とか言われる季節。

そして、コロナ禍2年目。
前年に続いて外出抑制ゴールデンウィーク。

沢山の方々が憂鬱だったと思います。

昔、5月に失職していた期間がありましたが、陽気な日和でも、独り暮らしの布団の中で引きこもっていました。

身体が動かないんですよね。動かす気持ちと気力が、本当にありません。

「起きなきゃ、何かしなきゃ」
と、思える時は、まだマシ。

完全に精も根も尽きています。

その時、僕は独り暮らしだったので、家族から責められる事が無かった事が唯一の救いだったと、今は思います。

何故なら、精も根も尽きて動けない時に、誰かに責められると、余計に心が傷つき、脳もダメージを受けます。

誰でも心が折れまくったら、身体が動かなくなります。

それが、うつ病の段階に発展すると、気が弱いや強いという個人の気質を話し合う段階を超えているので、脳と身体がおかされています。

脳と身体がやられているので、頭は回っていたとしても、周囲が何を言っても、うつ病の人は、起き上がれないし、行動できません。

脳は、あなたという意識が見て聞いて触って、考えて、感じる事に反応します。

ですから、
● 責められる事
● 悪く捉えてしまう出来事や環境
に反応して、症状が悪化します。

周囲は、歯がゆく、イラつき、訳が解らないでしょうが、
『うつ病は、身体が動かない、動かしにくいもの』
と、ご理解下さい。

身体が動かなくても、
● 頭はまだ回転している
● 焦りや罪悪感等、まだ自分を責められる気持ちと感情が動く
というレベルなら、まだマシで、意識が辛うじて働く最後の一線です。


もう一歩悪くなると、思考と感情が止まる方向へ進みます。

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最悪のうつ病は、
感情と思考が完全停止し、
寝たきりにたります。

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『植物人間』

この言葉が、
『最悪のうつ病の状態』
を表す言葉に一番当てはまると思います。


ここから回復するのは医療の力を使っても、回復していくか、言い難い処です。

うつ病の方も、周囲の方も、うつ病から返り咲く事を望むなら、まだ、感情と思考が働く内に、心、脳、身体を休ませて下さい。


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