僕が何の知識も無いままに自分で独りで、パニック症を克服していった初めての方法は、今で言う暴露療法でした。
その暴露療法は、療法のプロがいないパニック障害者の生活の中でやる事が殆どです。
ですから、暴露療法をする時はたいがい、次の二択になります。
● 当事者が独りでやる。
● 親類等の有志と一緒にやる。
頼みの綱の有志は、ほぼ全員と言って良い程、パニック障害と暴露療法の素人や未経験者です。
ですから、本人も、有志の方も暴露療法が、
〇 心が折れにくいやり方
〇 取り組みやすい方法
でなければなりません。
その為の1つの方法が、超小間切れ安心目標設定です。
まず、最終目的地までを幾つも細かく分けて、途中の目標地点を作ります。
最終目的地から一番遠く手前に目的地から挑戦を始めます。
その目的地とスタートの間を何度も何度も往復します。
今行ける地点までを何度も何度も往復して慣れまくるのがコツです。
慣れながら色んな不測の事態やアクシデントをシュミレーションしながら、スタートから目的地までの間を往復し続けます。
この往復によって、自分で
〇 往復区間で起こる事
〇 往復区間の意識
〇 往復区間の身体
をコントロール出来る力と自身を養い続けます。
出来る実績、感覚、自信を積み重ねる事が、発作の克服には大切なので、充分過ぎる位やると良いです。
たまに一歩前の段階に戻ってやり直しても良いです。
少しでも出来ていく事実、感覚は、証拠/実績の積み重ねです。
証拠/実績の積み重ねが、脳と意識を変え、自信を育てていきます。
自身がやる気、余裕、自己肯定感も育てます。
結果的に、発作が起こりにくくなっていきます。
『余裕の自分を作る事』ですが、この余裕作りは、自分への心遣い、愛情です。
丁寧に丁寧に自分に気をかけ、他人が出来て当たり前な事を、発作が無ければ出来て当たり前の事をやる自分への心遣いと行動の積み重ね。
これが適切な自己愛、自己受容感、自己肯定感、自信、そして能力アップを全て同時に叶えていくやり方です。
パニック障害者は、
● 元々の性格
● 病気の特徴
● 発作
のために、とにかく、自己否定感、自己嫌悪感が強過ぎます。
脳と精神がパニック障害仕様になっているので、自己否定と自己嫌悪が余計に強いです。
脳と精神を変える一番大切な事は、
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意識への働きかけ
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です。
今までとは違う意識への働きかけを続ける事が、違う意識を持ち始め、脳と精神を変えていきます。
手順の続きですが、慣れたらちょっと遠くの目的地まで行ってみる。
ダメなら一目散に逃げ帰る。
周囲を気にする事は無い。
自分をダメだと地の底に落とさなくて良い。
とにかく自分主導でやる。
「これは、私独自のやる事なのだ。」
もし、変な目で見られたり、嫌な素振りをされたり、笑われたり、避けられたら、その人に言ってやれば言い。
「発作を克復する事は、私の人生でやる事と私が決めた事。」
ゲームでは、同じ事を繰り返す事によって、レベルアップしながら、一つ一つクリアしていく。
人生は同じ地球で生まれても皆それぞれ。
たとえ同じ国、同じ民族、同じ地方自治体に住んでいても。
だから、自分のオリジナルの人生を一つ一つクリアしていく事の中に、発作を克復する事があっても全くおかしな事ではありません。
何度でも何度でも打って出る。
自分で自分に
🌕️ 免疫
🌕️ 慣れ
🌕️ 経験
を積み上げる。
発作を受け身で怯えながら待って、また発作を起こすと、発作の克復から遠ざかります。
自分から行くので、発作を調整しやすい。
自主性、主体性には、意識と脳を目的に向かわせる力があります。
受け身だと、脳の苦痛系がとても働きやすくなります。
苦痛系が頻繁に働くと、苦痛系が過敏に働く脳になっていきます。
自分で決めて挑戦すればする程、世界は『勝手に広がっていく感覚』ではなく、自分で拡げる感覚を育てられます。
この自分でやっている感覚が、
🌕️ 発作に翻弄される意識を減らしていく。
🌕️ 発作をコントロールする意識を増やしていく。
🌕️ 自信を高めていく。
◯ 感覚の湧き方
◯ 意識の持ち方
この2つが、脳、精神、身体を変えていきます。
脳、精神、身体が変わっていく結果の1つとして、発作を起こしにくくしていきます。
目標を達成していく事実が積み重なる程、意識と脳は、出来るという証拠集めを積み重ねていきます。
証拠集めも、意識と脳を変えていきます。
意識と脳は思っているだけでは変わらずに、現象として起こっている事を体験する事によって変わります。
発作を乗り越えていく証拠集めが、
🌕️ 私は出来るかもしれない
🌕️ 私は出来る
🌕️ 私は出来た
という意識を自分に植え付けていきます。
この新しい意識の植え付けが、
ーーーーーーーーーー
自己評価の上書き
ーーーーーーーーーー
です。
薬、強制、義務、受け身では作る事はできない意識、脳、精神、身体を作っていく作業の1つが、自主的な考えと行動の繰返しになります。
行動の実績が積み重なっていくと、より確実に意識と脳が変わり続け、発作を起こしにくくなっていき、パニック障害を克復していくのです。
心が折れにくく、確実に積み重ねていく為に、スタートから最終目的地を細かく分けて、余裕が持てるまで、何度も何度も繰り返し往復します。
ダメな時には、ちょっと手前の目標地点に戻ってやり直せば良いです。
少しだけ後退するだけなので、ショックは少なく、立ち直り易い。
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