パーソナリティ障害の原因 親の過干渉が子供をパーソナリティ障害にする

パーソナリティ障害

親が日常的な過干渉を子供にし始めた時の子供の年齢が幼ければ幼い程、子供はまず愛着障害になりやすいです。

その次に、何かのパーソナリティ障害になる事があります。

愛着障害が、最も基本的な人間関係である、親子関係が元になります。

親子関係と愛着障害が土台になりやすいのが、パーソナリティー障害です。

(ここでは、生みの親以外に、子供の養育に関わった人達をひっくるめて親と呼びます。)

過干渉が愛着障害とパーソナリティ障害の厄介な所は、親が子供の為を思っていてやった事も原因になってしまう事です。

過干渉は、
〇 心配性の親
〇 他人の目が気にし過ぎる親
〇 子供にあたり易い親
〇 几帳面な親
〇 善意で子供の事を考え過ぎる親
〇 人を従わせたい親
〇 我が子ファーストが強い過ぎる親
が陥りやすい罠です。

子供の先回りをして子供にあれこれ指示を出したり準備をする等の規制・制約・禁止等の不自由。

そして、子供の思いを受け入れない不認証。

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不自由不認証が、
子供の意識の在り方を育んでいく事にとって
大きな毒になります。

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子供自身の意思が自由に
〇 表せない
〇 発揮できない
〇 使えない
という事が、心身にストレスが溜め続けます。

子供の為と言いながら、子供の意思を潰し続けているので、子供の為になっていません。

子供の気持ちに干渉し続ける事は、
〇 子供の自発性、自主性、自律性、創意工夫能力を削ぎます。
〇 子供の親への恨みや不信を育てます。
〇 子供が自分の存在意義に不信感を募らせます。

親に認められていない事実と気持ちが満載なので、子供は親を憎み、信じられません。

親に受け入れられないので、子供が自分の考え、感情に否定的な気持ちを持ち続けるので、自分の存在そのものに否定的な思いを根付かせます。

ここで、親の過干渉が起こす事を下に挙げます。

1️⃣ 親だけでなく世間一般への敵意
2️⃣ 生きている感覚が無い
3️⃣ 主体的な感情の喪失
4️⃣ 他人基準の人格
5️⃣ 自分の気持ちが解らなくなる
6️⃣ 親子愛関係で無く支配関係。
7️⃣ 異常な自己愛
8⃣ 異常な妄想
9⃣ 強烈な自己否定感

注意すべきなのは、
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1️⃣ 親だけでなく世間一般への敵意
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です。

子供は、親子間の悪い絆を親以外の人間関係と社会との関係に結び付けます。

何故、親子関係以外の人や社会との関係にも親子関係で培ってきた想い、考え方を当てはめるかというと、
〇 子供にとって一番密接で大切な人間関係である事
〇 未熟な意識、脳、精神の時から身近にいつもある出来事と思い
であるからです。

この親子関係以外の人や社会との関係にも親子関係で培ってきた人格が適用される所が、愛着障害とパーソナリティ障害の恐ろしさです。

そして特にパーソナリティ障害を患った人が無差別殺傷事件を起こす大切な原因です。

無差別殺傷と自傷(自殺)を絡める時もありますね。

『他人や社会への敵意』または『異常な妄想』によって他人を傷つけ、『強烈な自己否定感』によって、自分を傷つけます。

強烈な自己否定感は、他人を傷つける行為自体にも含まれる時があります。

他人を傷つける事が自滅的な想いを持っているという事です。

僕が、長年苦しんだ事は、
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目の前の人が自分の方に歩いてくるだけで
自分の前に人がいるだけで
🌕️ 自分を邪魔する気持ち
🌕️ いつも邪魔される気持ち
🌕️ いつも思いが叶わない気持ち
になり、猛烈な怒りと絶望が沸き上がる事
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です。

怒り、絶望が度を過ぎると、脳、精神、身体が暴走して、自分や他人、物事を滅茶苦茶にしてしまうのです。

逆上、キレるの究極の境地ですね。

子供は、
🌕️ 自分を受け入れられない事/想い
🌕️ 自分が不要な事/想い
🌕️ けなされる事/想い
🌕️ 邪魔される事/想い
🌕️ 自分を無視される事/想い
🌕️ 自分を軽く扱われる事/想い
を、骨の髄まで染み込ませられています。

だから、他人や社会と自分とのやり取りや関係に、上に並べた🌕️の事を強烈に当てはめてしまいます。

その結果、子供は、他人や社会と関わる程、片寄った感情、気持ち、考えを強めていきます。

感情、気持ち、考えは、性格や人格と言いますね。

性格や人格を英語にすると、パーソナリティです。

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片寄ったパーソナリティが、
人として、社会で生きていくには、
大きな障害を起こすレベルを越えると
パーソナリティ障害になります。

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親子間の慕い慕われ、相互信頼がありません。

何故なら、子供の思いが受け入れられず、親の思いばかり押し付けられるからです。

親子関係は、基本的な所では、2種類あります。

1️⃣
子育てがある生き物として本能的な生命維持から見た、親子の信頼感と情緒的な親子の身体と心の交わり。

2️⃣
高度に脳が発達した人間としての、
🌕️ 自分が存在する意味
🌕️ 他人と社会との心のふれ合い
🌕️ 他人と社会との信頼感
🌕️ 能力を発揮していく心身
を育む事。

『生き物』と『人間』としての両方に必要な、子供が親に育てられて生きる為の親子関係、特に
🌕️ 信頼感
🌕️ 安心安全感
が損なわれると、愛着障害とパーソナリティ障害障害になりやすいです。

『絆の病』と言っている人もいます。

養育者が居ない期間が無くても、養育者が次々と入れ替わってもなります。

赤ん坊が、親から愛情を貰えないと
◯ 死んでしまう研究結果
◯ ずっと壁に頭を打ち続ける事例
が確認されています。

厄介なのは、改善を始めていく中で、心の解きほぐしや内観をする時に、親や養育者への
🌕️ 愛憎等の矛盾した気持ち
🌕️ 憎しみ、怒り、恨み等の超強烈な負の気持ち
が出てきた時に、気持ちが暴走し、自分や他人にも悪影響を及ぼす可能性です。

それでもまだ改善していくなら良い方です。

愛着障害とパーソナリティ障害になるきっかけが、
◯ 積み重なり始めた時が幼ければ幼い程、
◯ 強烈な程、
問題が根深くなり、性格・人格・意識が変えられない、または変える事がとても難しくなります。

僕も結構苦しみ、自分を変えていく事に苦労し、長い年月がかかりました。

改善の取り組み中に起こった主な事は、
〇 意識の錯乱
◯ 痙攣やパニック発作等の身体の異常
◯ 両親への愛憎入り乱れた不安定な心
◯ 対人恐怖
〇 強烈な自己否定
などですが、挙げたらまだ出てきます。

気付いた時には、改善できない程に悪化している可能性がある愛着障害とパーソナリティ障害。

親は、愛着・愛着障害・パーソナリティ障害を知り、親自身を振り返って分析する事は、子供・親・家族の絆、人間性にとって大切です。

核家族化が進み、親が子供に与える影響が大きくなっています。

親の自己分析・自己把握・自己変容の重要性が否応無しに増してきています。

特に、コロナ禍、震災、不況など、親が太刀打ちできない大きな出来事が起こると、親の心が狂い、子
供への接し方も狂う可能性が大きいです。

特に、親の不安、恐怖、苛つきは、過干渉として現れやすい。

故に、子供が身も心も健やかに育っていく為には、親は、親自身の
◯ 状況
◯ 人格的
◯ 心の状態
を毎日チェックし続けて、必要に応じて対処していく必要があります。

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